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イベントリザルト

2013 CR-Z 10リッターチャレンジ

もてぎ GT 250km
CR-Z 10リッターチャレンジ 11.2 もてぎリポート

CR-Z 10リッターチャレンジ 11.2 もてぎ

 CR-Z 10リッターチャレンジ11.2が11月2日(土)栃木県のツインリンクもてぎで、2013スーパーGT最終戦のサポートイベントとして開催された。 当日は早朝より発生した霧も次第に晴れ、絶好のレース日和になった。7時より参加受付が行われ、続いて7時30分よりブリーフィングが行われた。


【Ecoチャレンジ】天候:くもり / 路面:ドライ

 公式予選となる20分間のEcoチャレンジは、8時25分よりドライコンディションで行われた。

今回の基準ラップタイムは2分50秒。このターゲットタイム以内でいかにガソリンを消費せずに走るか、各車それぞれ作戦を立ててアタックに入っていった。

 しかし、セッションが始まると計時システムの一部に異常が検知されガソリンの消費量を計測できない事態に。セッション終了後の審議の結果、午後から行われる10リッターチャレンジのスターティンググリッドは、前日に行われたEcoチャレンジを想定した練習走行の結果で決められることになった。


【10リッターチャレンジ】天候:くもり / 路面:ドライ

 15時40分より10リッターチャレンジ決勝レースのスタート進行が始まった。今回の周回数は8周、使用できるガソリン量は5.6リッターに設定。

 レッドシグナルの消灯とともに15台のマシンがグリッドを離れる。デビューレースでポールポジションを獲得した#18今村悠樹はスタートに失敗し、大きく出遅れてしまう。先頭で1コーナーに進入したのはCR-Zの開発責任者で2番グリッドよりスタートした#12鳥飼輝一。この後方に#3土橋元亮、#15中江悟、#19金子純が続く。

オープニングラップの順位は、8番手スタートの#19金子がトップ、2番手に#12鳥飼、3番手にはなんと最後尾よりスタートし、見事なごぼう抜きを見せた#16浅見正幸が浮上。以下#3土橋、#18今村がつける。

 2周目の130R手前で#16浅見がトップに浮上。3周目の順位は#16浅見、#12鳥飼、#18今村、#19金子、#3土橋、#9池田歩。4周目には#16浅見、#12鳥飼のトップ2台がバッテリーを使い切りオレンジライトが点灯。これを3番手の#18今村が猛追する。5周目に入ると#18今村がトップに浮上。以下#16浅見、#19金子、#9池田、#3土橋の順となり、#12鳥飼は9番手まで順位を落としてしまう。

 その後#18今村は独走体制を築きトップでチェッカーを受け、デビューレースをポール・トゥ・ウインで飾る。2番手争いを制したのは#19金子。3番手には#16浅見、以下#9池田、#3土橋、#14安井亮平が入った。


優勝した #18今村選手のコメント

「緊張でレースのことは何も覚えていません。気がついたら優勝していました。楽しかったです。皆さんありがとうございました」


2位入賞した #19金子選手のコメント

「去年は予選6位、決勝5位でしたが、今年は予選8位、決勝2位という想像しなかった結果でした。昨日鳥飼さんより燃費をセーブする走り方を教えていただきました。今日はスタートダッシュで燃料を0.86リッター使い、その後はセーブした走りをしました。今村さんには勝てなかったですが、山野さんや皆さんに色々なことを教えていただき、楽しくレースに参加することができました」


3位入賞した #16浅見選手のコメント

「前回2位で今回が3位。またやっちゃいました。前回は最終コーナーで失敗し、今回は周回を1周間違えて燃料を余らせてしまいました。また機会があれば参加したいです」


CR-Z開発責任者 #12鳥飼選手のコメント

「ご苦労様でした。皆さん楽しんでいただけましたでしょうか。前回はエアコンをつけたまま走ってしまったのですが、今回はきちんと切って走ったのですが7位という結果に終わりました。レース全体をマネージメントして走るというのは今回が初めてだったのですが、色々と学ぶものがありました。また次に機会がありましたらチャレンジして上位に入りたいと思います。これからもCR-Zのイベントに参加していただき、楽しんでいただければ幸いです」


岡田秀樹氏のコメント

「予選のデータが取れなかったといことで皆さんにご迷惑をおかけしました。予選順位は事務局の審議により決定させていただきましたが、終わってみて皆さんの笑顔を見ていると、楽しいレースはいいなとおもいました。全体的には接触事故もなくマナーも良いレースでした。でも、一番感動したのは皆さんがスターティンググリッドについた時で、きちんと一列に並んでF1より綺麗だったです」