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イベントリザルト

2013 CR-Z 10リッターチャレンジ

鈴鹿 2&4 レース
CR-Z 10リッターチャレンジ  4.13 鈴鹿リポート

CR-Z 10リッターチャレンジ 4.13 鈴鹿

 Honda Sports & Eco Program CR-Z 10リッターチャレンジが、4月13日(土)鈴鹿サーキット(三重県)で開催された。


【Ecoチャレンジ】天候:晴れ / 路面:ドライ

 午後の決勝レースに先立ち8時30分より公式予選とも言えるEcoチャレンジが晴天の下ドライコンディションで行われた。今回の基準ラップタイムは3分00秒に設定。このタイム以内の周回で最もガソリンの消費量が少なかったのは#14鷹取剛司で0.702リッターでタイムは2分57秒487。2番手にはHonda Sports & Eco Programのスクール受講者であり、昨年の鈴鹿1000kmで行われた10リッターチャレンジで3位入賞を果たした#13渡邊勇輔、3番手にもスクール受講者の#18土橋元亮が入り、以下#10阪直純、#8磯田尚孝、#7伊波優志が続いた。

 去年のもてぎの10リッターチャレンジで3位に入賞したTUBEのドラマー#9松本玲二は7番手、女性ドライバーで始めて10リッターチャレンジに参加する#11望田佳子は8番手、鈴鹿サーキットのオフィシャルアナウンサーで過去鈴鹿1000kmレースでクラス優勝経験のある#5山本克典は今ひとつ燃費が伸びず10番手からのスタートなった。


 レース開始1時間前に今回使用できるガソリンの量が6.4リッターと発表されると、各ドライバーは自分のレベルに合ったペース配分を考慮した作戦を立て、スタート進行に臨んだ。


【10リッターチャレンジ】天候:晴れ / 路面:ドライ

 気温17℃、穏やかなコンディションの中、10リッターチャレンジ決勝レースは16時20分より8周で行われた。5つのレッドシグナルが消えると13台のCR-Zが一斉にスタート。ここで抜群のスタートを見せたのは#13渡邊。その直後には#18土橋が続き1コーナーに進入していく。一方、ポールポジションの#14鷹取はやや出遅れ気味となりポジションを落としてしまう。レース前に「今回は見せ場を作ってレースを盛り上げますよ!」と語っていた#5山本は、まるで燃費を無視したかのような走りで前の車を次々に抜き去ってポジションを上げていく。オープニングラップをトップで戻ってきたのは#13渡邊。これに#10阪、#14鷹取、#7伊波、#18土橋、#5山本が続く。

 #5山本はその後もアグレッシブな走りを続け、ついに4周目の1コーナーでトップに浮上。しかし、この時点で#5山本はこのペースで走り続ければ確実にガス欠になってしまう苦しい状況になっていた。レースも終盤になるとトップ#5山本に続く2番手争いは#13渡邊、#10阪、#14鷹取に絞られてきた。案の定燃費を無視した走行を続けた#5山本は、7周を修了した時点でガス欠になってしまう。

 #5山本が脱落した後、#14鷹取、#13渡邊、#10阪の3台で繰り広げられていた優勝争いは最終ラップまでもつれ込み、結局#13渡邊がトップでチェッカーを受け念願の初優勝を飾った。2位には#10阪、3位にはフィニッシュ直前でガス欠になってしまった#14鷹取が入り、以下#9松本、#8磯田、#7伊波という順でレースは終了した。


優勝した#13渡邊選手のコメント

「前回が3位だったので意地でも優勝してやろうと思っていました。レース前にドライバー同士の探り合いもしましたけど、ブリーフィングでポールポジションの方が全開でいかないのが分かっていたので、逆に後ろを押さえてもらおうかなって思いました。なのでスタートはあえて全開で行きました。昨日の練習走行でレースシミュレーションじゃないですけど、ガソリン0.8リッター以内でどれだけペースを上げられるか試してみたところ54秒台で走ることができていたので、序盤から逃げきりでいけるかなって思いました。よほど何かが起きて後ろに下がってしまい、混乱に巻き込まれなければ上位に食い込む自信はありました。でも目標はあくまでも優勝ですけどね。朝の予選はスリップを使うのが好きじゃないので単独で走ることを心掛けました。この走行はいつもみんなが全開で走っているとは限らないので、予想しなかったところでアクセルを戻されたりブレーキを踏まれたりするんですね。前の車に近づきすぎると予想以上にスピードを落とさなければならなくってしまうんです。とくに1コーナーに入るときは前にだれもいてほしくないですね。1コーナー、2コーナーはノーブレーキで入りたいので。でも、一番良い結果が出たときは、前に車がいたときでしたね(笑い)。8月のレースは兄弟で出場しますのでよろしくお願いします」